落花生を収穫して今年度の畑作業は終了した。
来年の参考になるよう、落花生の栽培についてまとめる。
落花生の情報
- 落花生は連作はダメ。毎年同じ場所で落花生を作るのはやめよう。
- 開花したら中耕と土寄せして土を柔らかくする。
- マメ系の作物の栽培は窒素肥料は抑え気味にする。
- 土づくり:酸性土を嫌うので必ず苦土石灰を施す。(2週間前に苦土石灰、1週間前に堆肥と化成肥料)
落花生の栽培スケジュール
苗植え:5月下旬から6月頭
土寄せ・追肥:開花する前に、又はしたらすぐに
収穫:10月末から11月頭
苗植え
ホームセンターで買ってきた落花生の苗を植えた。
手前が枝豆で奥がメロン。真ん中にあるのが落花生である。
順調にすくすく育っている。
まだひょろひょろだが、少し背が高くなっているような気がする。
成長
なぜか栽培している落花生の半分に防虫ネットを貼ってみたが、貼ってないほうとの違いは特になく、無駄に終わった。
違いはない事が発見できたから無駄ではないか。
3週間ほどつけていた防虫ネットを外した。
イチゴが勢力を拡大してきたのでイチゴの場所を変えた。「イチゴ収穫物語~ツルが伸びたので『イチゴ植え替え大作戦!!』~」
追肥・土寄せ
意外とあまり知られていないのだが、落花生は開花後つるが土に向かって伸びていき、実が土の中になる。(だから落花生という名前なのだ。)
なので開花するまでには、つるが土に潜り込みやすくするために中耕や土寄せによって土をやわらかくしておく必要がある。
苗を植えてから2か月半、ずっと放置していたがいい加減追肥と土寄せをすることにした。
雑草除去も一緒に行ってスッキリした。
ネギも伸びてきたが、落花生の邪魔をすると思ったので、大しておっきくないけど抜いて食べた。
収穫
10月中旬から11月頭にかけて茎や葉が黄色くなって枯れ始める。それが収穫のタイミング。
(試しに掘ってみて網目がちゃんとついていたらOKの合図である。)
茹でる場合はそのまま実を外して、乾燥させる場合は株ごと逆さまにして1週間ほど畑で乾かす。というのがセオリーだが、俺は実はすぐ取ってしまって、新聞紙の上で乾燥させた。
苗を植えてから5か月程経過したのでいい加減収穫しようと思う。
茎も葉も枯れていて、今すぐ収穫してくれ状態であることがわかる。(もしかしたら収穫時期はとうに過ぎていたか?いやそんなことはない。)
この枯れっぷりである。
根元からゆっくり引っ張る。そうしないと実が土の中に残ってしまうから要注意じゃぞ!!
いやー気持ちいわー、落花生って本当にこんな風になっているんだね~。
自分で収穫してみないとわからんよね、この感覚。
あ、ジャガイモの収穫に少し似てるかも!
抜いた後の土はこんな感じ、手で土のさらに掘り起こしたら土の中から身が出てくることがあるのでチェックしてみて!!
どんどん獲れるー。
全部とれた!土の中も容赦なく探したら、いくつか実を発見した。
今回収穫した落花生はこんな感じ。
乾燥させる場合には風通しのいい場所でこれを逆さまにして1週間ほど干すのだが、俺は実を全部取った。
大漁大漁!
苗を10個で落花生この量か~意外にあまり取れなくてがっかりだけど、まあ取れるだけましだし、成功したと言えると思う。
調理
それでは調理をしていく。調理方法は枝豆と同様に単純に塩茹でして食べるか、乾燥させてから食べるかの二通りだ。
茹でる
収穫してすぐのものを茹でることにした。枝豆と一緒で獲れたては絶対うまいはず。
これを茹でよう。全収穫の3分の1くらい。
鍋(今回はフライパンでやった。)に水を入れて沸騰させる。
塩の量は適当だ。
はい!できた。
ぱく、もぐもぐ。(´~`)モグモグ
あーうま、あーうま。うますぎんよ。枝豆とは違う何とも言えない豆の感じ。うまいわ。
殻の中に豆があってさらに皮がかかっているんだよね。殻は食えないけど、皮は一緒に食える。
最高にうまかった。
乾燥させる
新聞紙の上に実をのっけて1週間半~2週間ほど乾燥させた。(放置プレー)
このまま食べても生臭かったので、フライパンで煎ってみることにした。
油を敷かずに熱を加える感じだ。15分くらい全体を混ぜながら煎ったかな。
ためしに殻から出して煎ってみたりもした。別に殻のまま煎るのとかわらない。
味は・・・
普通の豆だ。
普通の豆って、いわゆる柿の種とかに入っているピーナッツ。
特に美味しいとかではなく、ただのピーナッツだった。
これ、手間暇かけてただのピーナッツになるんだったらやるせないな。
まとめ
落花生はほぼ手がかからず、苗を植えてからほとんど放置プレー。
途中雑草を抜いたり追肥土寄せをするが、30分で終わる作業だ。
簡単に栽培できるのでおすすめだ。
注意点としては、調理方法。
2通りを紹介したが、乾燥させて食べたらせっかく自分で栽培させた意味が薄れてしまうので、ぜひ生を茹でて食べることを強く推奨する。
以上だ。
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