畑を始めたのは今年なわけだが、メインで育てたかった作物が枝豆であった。
その枝豆の最後の収穫をし、これにて今シーズンの枝豆は終了となったので、苗植えから育て方、ポイントなどを振り返っていこうと思う。
ちなみに前回の記事はコチラ
畑開墾からの苗植え
5月下旬、畑の開墾を行って、第1弾の作物として枝豆を選んだ。
なぜ枝豆かというと、単純に俺が好きだからだ。
ビールと一緒に食べたらおいしいだろうなと妄想しながら開墾作業した。
本当は一面枝豆畑にしたかったが、嫁から「それじゃ面白くないから嫌だ!」との要望をもらい、とりあえず苗を10個だけ植えることにした。
一生懸命ふるいをかけた様子は「始めて一週間の畑作業まとめ(後編)」でわかるので見て頂きたい。
肥料や培養土なども混ぜつつ、苗10個分の穴をあけた。枝豆は肥料が苦手なので根と接触しない様にすること。
今思うとここでもうちょっと土を盛って、畝を作ってもよかったかもしれない。まあ作んなくても成功したからいいんだけど。
ちなみに畝を作る理由は、水はけをよくするためだ。枝豆は乾燥に強い作物であるため、過湿になりすぎないようにした方がいい。
この枝豆の苗は10個で500円くらいだったっけな。5月~6月まではホームセンターでたくさん売っている。
初苗植えが終わり大満足だ。初自分の畑。最高!
枝豆の成長
2週間が経ち、全体的になじんできた様子が分かる。こいつはすくすく育つ。
さらに2週間が経つと背丈がたかくなり葉もたくさんついてくる。
水やりは基本朝8時と、晩の5時の2回行っている。会社員であるため、出勤前と帰宅後だ。毎日飽きずによくやったものだ。我ながら感心。
インターネットで「枝豆 育て方」を検索していたら、虫に食われて大失敗の人がいたため怖くなり防虫ネットをつけることにした。
その大失敗って何かというと、いざ収穫して枝豆をみてみると実がカラッカラでウネウネした虫がいるというのだ。
考えられん、ありえへん。絶対無理。ってことで万全を期す事にした。
枝豆に防虫ネットを施す様子は「防虫ネットで枝豆を虫食いから守る~受粉は?網の高さや網目のサイズは?~」で紹介している。
成長するにつれて背が高くなり、徐々に防虫ネットがきつそうになってくる。
「ネットをとってくれ~とってくれ~」という声が俺には聞こえる。
葉に穴が開いている、恐らく虫に食われたのであろう。
ネットを張っているにもかかわらず、よく侵入したものだ。
ネットを張るデメリットとして考えられることは、追肥が大変、あとは雑草取りが大変、こんなところだ。
苗を植えてから1か月半くらいたった様子。他の作物も育ってきた。畑っぽくなってきたね。
ネットを取り外す
結局ネットは取っ払ってしまった。あまりにもぎゅうぎゅうで枝豆が可哀そうに見えて。
でも結果としてはよかったのかもしれない。実が付く直前にネットを取っ払っちゃったけど、葉に虫食いの跡が確認したくらいで、虫自体は一度も見ていない。だから虫を割りばしなどで取り除く事もしていない。
防虫ネットのメリットデメリットを考えたら、結局ネットを張らない方がいいかもしれない。今更。
でも今回はたまたま虫が付かなかっただけかもしれないし、毎年枝豆をやると虫がだんだん付きだすのかも知れないから何とも言えない。
まあ枝豆は連作がだめだから来年は同じところで育てないけどね。
実が付いた!
防虫ネットから解放してから1週間くらい経った時には小さな実がついていて(ちっちゃい実が数個ついていて、これが大きくなって膨らんで枝豆として収穫されるんだなーって思った枝豆の写真は撮り忘れた。)
それから3週間が経つと、わんさか実がついて膨らんできた。収穫はいつかなー、どのタイミングかなー。かなりワクワクしてたのを覚えている。
畑全体は、もはやジャングルみたいになっていた。まさかこんなに生い茂るとは思ってもいなかったなー。
ついに収穫!
実が膨らんできて、市販の枝豆くらいになったのでついに収穫することにした。
収穫する方法については2つ思い浮かんだ。
1つは株を丸ごと根こそぎ抜く方法、もう1つは膨らんだ実だけを一つ一つとっていく方法。
前者だとまだ膨らんでいない未成熟の実が無駄になってしまう。後者だと、何か良くないことが起こるのかわからなかったけどネットで調べてもあまりチミチミと収穫する方法が書いていなかったので、とりあえず今回は前者の株を丸ごと抜く方法を採用することにした。
根っこがすごい。実もたくさん。嬉しい!これをさらに実をとっていく。
一回の収穫でこんなにたくさん!
庭にトカゲがいて、珍しかったからつい捕獲してしまった。(すぐ逃がしたよ。)
枝豆をよく見ると、毛がすごいなー。美味しい証拠(だと勝手に思っている。)
調理方法
単純に塩茹でである。
水を沸騰させてそこに塩を適量入れて枝豆を放り込む。
この時ポイントとしてそれぞれの枝豆の端をはさみでチョキンと切っておけば湯が通りやすくなり、茹で上がりが早くなる。
面倒だと思う人は普通にゆでてもいい。
茹で上がって味見をして薄かったら軽く塩を振って塩もみしてもいいであろう。
今回はちょうどよかったのでこのまま食べる。
こんな感じでプッリプリ。程よい甘さと深みがあって最高。マジで最高。
次の日も我慢できず、追加で収穫。今度は株を丸ごと抜かず生かして、実が膨らんだ枝豆だけ収穫、膨らんでいない実は収穫せず放置し成長させる作戦。(この作戦は大体すべての実を膨らますことに成功した!おすすめである。)
もらい物のスイカとメロンと一緒に枝豆を食す。語彙力が少なくて申し訳ない。うまい。最高だ。
枝豆収穫の注意点として、収穫が遅くなりすぎると実が硬くなってきて大豆みたくなっちゃうから、適期にちゃんと獲る事。
枝豆ありがとう。コンビニの枝豆なんて食えたもんじゃない。
最後の一粒まで食べつくさせてもらった。君にはもう用はない、ということで抜かせて頂くよ!
本当にお疲れさまでした。そして来年もよろしく。
すべての株を抜いちゃえ!
最後に
今回枝豆は大成功したわけであるが、嬉しかったことはマジでうまかったってこと。当たり前だけど、それが一番。
自分で作ったっていうプラスの要素はあるけども、そもそも今まで食べた枝豆と味が全然違う。取れたての茹でたてなんて本当に最高。
コンビニなどで売っている枝豆をついこの前食べてみたんだけど、食えたもんじゃなかった。たぶんもう食べられないと思う。自分で作った枝豆はそんくらいうまいってこと!
家庭菜園をやり始めようって人には、枝豆をお勧めする!ぜひ!!
枝豆を種から育ててみた
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